長崎を拠点に活動しているカメラマン西澤律子さんが主催する「まちあるきフォトワークショップ」の参加者らによる写真展が11月3日、アリコ長崎シビックホール(長崎市常盤町)で開催される。
同ホールは、アリコが一般に開放している子育て支援を目的とするフリースペース。同施設を利用する子どもたちにワークショップ参加者らが見せたい長崎の風景写真など約130点を展示する。
西澤さんは長崎市内で中学校教諭を務めた後、語学留学のためカナダへ渡りカメラマンになった経歴を持つ。2年前に活動拠点を長崎に移すために帰国した際に開いた個展がきっかけで、昨年初めて同ワークショップを開いた。
ワークショップは、何気ない異国情緒豊かな長崎らしいまちなかを散歩しながら西澤さんのアドバイスを受け撮影していくスタイルで、リピーターも多い。今年のワークショップは3月から6月まで約40回行い、うち60人の参加者が同展に作品を出品している。写真展に出すための写真選びやフレームへ入れる作業も、参加者同士が意見交換し合うワークショップを通じて行い、準備を進めてきたという。
西澤さんは「写真を通して人と交わることが好きな人がワークショップに集まっている。参加者それぞれが出会ったすてきな長崎の130の瞬間をぜひ見に来てください」と力を込める。
同11日13時30分からは、撮影のためにフィンランドを訪れた西澤さんと同施設を運営するNPO法人インフィーニティーの野口美砂子さんによるギャラリートーク「フィンランドのこどもたち」も開く。
開催時間は10時~17時。入場無料。11日まで(5日は休館)。