長崎・桜町電停前に新業態の複合カフェ

「気軽に遊びに来てください」と呼び掛ける大宅周作さん

  

「気軽に遊びに来てください」と呼び掛ける大宅周作さん   

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 長崎市中心部の桜町電停前に5月14日、スタッフ全員が不動産会社の元社員という複合カフェ「Regina」(長崎市中町、TEL 095-823-7388)がオープンした。

「Regina」の外観

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 同店の溝江琢也社長(34)は不動産会社に勤務していたが毎日何となく物足りなさを感じていた。「不動産会社の仕事は嫌いではなかったが、もっと何か新しいことができないかとぼんやりと考えていた。だんだんイメージが具体的になってきたのは1年前くらいから」と振り返る。溝江さんは同僚の本田圭一さんとビジネスの可能性について話をするうちに意気投合。一緒にビジネスを立ち上げようという機運が高まっていったという。

 「不動産会社にいて感じたのは、目的がはっきりしていない人はとても入りづらい業界。ならば誰でも気軽に入れるカフェを入り口にして、複合的に展開できるビジネスはできないか」と思った溝江さん。桜町電停前の目立つ便利性の高い場所に物件を確保。カフェでパンも販売したいと考えていたところ、紹介者を通じて「くるりのパン」からパンを提供してもらえることになったという。「くるりのパン」は長崎では特に女性に人気が高い。「後で知ったが、『くるりのパン』の社長は小学校・中学校の先輩」という。オープン初日と15日は、用意したパンが完売した。

 カフェスペースには、ゆったり座れる背もたれ付きの一人掛けソファ5脚を用意し、カウンターにも4人が座れるようにした。店内に60インチのモニターテレビも設置し、プロモーションビデオなどを流している。コーヒーは、Mサイズ=100円。Lサイズ=150円。ソフトドリンクはドリンクバー形式で、100円で何杯でも飲める。

 「Regina」の語源はラテン語。女王の意味で、イギリス英語では「Elizabeth Regina」のように用いる。女王や聖母マリアのように広い心で誰でも温かく受け入れる気持ちを店名に込めたという。

 「入り口はカフェだが将来的には業種にこだわらず、どんどん複合化を進めたい。気軽に寄って、ゆったり過ごしてもらえれば」と溝江さん。

 営業時間は10時30分~19時。

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