長崎ブリックホール国際会議場(長崎市茂里町)で7月13日、「みんなにやさしいトイレ会議」シンポジウムが開かれる。
第3回となる今年のシンポジウムのテーマは「基本の『き』、うんこの『う』」。講師の村上八千代さんはトイレ環境コンサルタントであり絵本作家。子どものトイレ環境や幼稚園、保育園の環境改善、学校や公共トイレの環境改善に関する提案、指導などを行っている。著書に絵本「がっこうでトイレに行けるかな」や共著「トイレメンテナンスマニュアル」などがある。
シンポジウム前半は、村上さんがトイレメンテナンスの基本について講演。内容は「トイレの汚れと臭いの正体」「トイレメンテナンスの5つの要素」「メンテナンス体制の整備」など。後半は村上さんの絵本を取り上げながら、排せつ物を観察することで健康について深く理解できる「便育」のことや、大人が知らない学校のトイレの現状など親子で楽しめる内容になっている。
同実行委員長の竹中晴美さんは「トイレは都市の文化度を測るものさしのようなもの。長崎は観光地でありながらトイレの整備が不十分。誰でも使える『まちかどトイレ』第1号を東古川町の『キッチンせいじ』さんに最近設置させてもらった。シンポジウムでは、まちづくり、景観、子育て、マナーアップなど学ぶべき観点がたくさんあるので、ぜひ聞きに来てほしい」と参加を呼び掛ける。
開場13時30分、開演14時。参加費は500円。問い合わせは同実行委員会(TEL 095-821-7663)まで。