長崎の通称「りかちゃん通り」にある歩行者天国で10月27日、長崎市内初となる「フラッシュモブ」が行われた。

　フラッシュモブとは、インターネットなどを介して不特定多数の人に指定した公共の場に一般の通行人を装って集合し、合図とともに踊りや歌などの一定の行為を全員で行うサプライズイベントのこと。目的を達すると何事もなかったように解散するのが特徴。不特定多数に呼び掛けて行うため、なるべく簡単な練習でできるものが多いが、中には極めて高度な踊りなどを披露する例もある。

　この日、呼び掛けに応じてひそかに事前練習を行っていた人たちが「りかちゃん通り」に通行人を装って集合。13時になると突如スピーカーから音楽が流れ、3人の女性が踊り始めた。曲調が変わると、通行人を装っていた人たちが次々に踊りに参加。最後は総勢約100人の老若男女が曲に合わせて一斉に踊った。猫のゆるキャラ「のんちゃん」も参加し、曲に合わせて体を激しく揺らしていた。約3分で曲が終わると、参加者らは何事もなかったように解散した。

　同イベントの様子は、複数のアングルからビデオカメラに収められ、編集した上で後日、インターネットで公開される予定。