長崎・浜町商店街近くのプルニエビル(長崎市古川町)で2月23日、食と手作り工房の店を集めた「プルニエマルシェ」が開かれる。
主催者の野口みほさんは、自身が老舗洋菓子店「梅月堂」(浜町)で生まれ育ち料理教室も開くほど「おいしいものには目がない」という。周囲にも食の関係者が多いことから「出店したい店が出るイベントはいくらでもあるが、クオリティーが高い店を自分たちで厳選して出店をお願いするようなイベントを開こうと仲間うちで話したのがきっかけ。規模を大きくするのではなく内容を充実させたい」と話す。3階ライフスタジオで開く「食いしん坊のとっておき」は昨年11月に続き2回目。食に関係する14店が参加する。
今回新しく出店するのは、五島あごだしラーメンの店「あご家」(興善町)、水ギョーザの「万徳」(銅座町)、1953(昭和28)年創業の料理店「銀鍋」(銅座町)、日本ソムリエ協会北九州支部委員の「ワインショップもりなが」(籠町)、長崎では珍しい生クラフトビールの店「FARO」(築町)、諏訪神社前の老舗酒店「諏訪の杜」(炉粕町)、ランチもある人気ダイニングバー「kaji屋」(浜町)、焼き鳥店「ぢどり屋」(本石灰町)の8店。「ぢどり屋」は焼き鳥ではなく「麺で作る、お母さんのしょうがのつくだ煮」を販売する予定。
野口さんは「前回は身内だけのお祭りイベントとして特にまとまった告知はしなかったが、オープン前から行列ができ人が人を呼んだ。会場があまり広くないので混雑するとは思うが、新しい店が増えて充実するので、ぜひ立ち寄っていただければ」と呼び掛ける。「前回と同じく『おいしいものだけを集める』というテーマは達成できたと思う。これからもじっくりこのイベントを育てていきたい」とも。2階では手作り工房7店がワークショップ「えりすぐりの手仕事」を開く。
開催時間は12時~17時。詳しくはホームページで確認できる。