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長崎のイベント団体、動画「ハッピー」制作中-眼鏡橋・中華街でロケ

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 長崎のイベント団体「フラッシュフェスティバル」は7月11日、世界中でオリジナル動画が制作されている「ハッピー」の歌に合わせて人々が思い思いに踊る「ハッピー」長崎版の撮影を新地中華街(長崎市新地町)で行った。

湊公園で撮影前打ち合わせ中のメンバーら

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 「ハッピー」動画の制作は現在、世界中で流行している現象。アメリカの人気歌手、ファレル・ウィリアムスさんが歌い全米から世界的にヒットした「ハッピー」の歌に合わせ、世界中のさまざまな場所でさまざまな人たちが動画を撮りユーチューブに公開している。日本ではソニーミュージックが日本版をユーチューブで公開。日本の著名なミュージシャンなどが出演しており、再生回数は180万回を超えている。

 「ギブ&ギブで分かち合い。自分にできることを見返りなしに提供し、知らない人と関わるイベント集団」をコンセプトとする同団体。今年に入って開かれた「野菜を持ってディスコナイト」は、さまざまな人たちが野菜を持って集まり、70年代のディスコサウンドで思い思いに踊る。集まった野菜は参加費を送料に充当し、福島県の被災者に送る。フラッシュフェスティバルのフェイスブックでは、主宰者・小泉容子さんの元に福島から届いた礼状などが公開されている。回を追うごとに口コミで参加者が増えており、今月20日には同イベントの5回目を開く。

 「ハッピー」長崎版は、「出島」「平和公園」「眼鏡橋」など長崎の観光名所などを中心に既に撮影を終えている。動画を制作する動機について、小泉さんは「誰に頼まれたのでもなく、勝手に『長崎のプロモーションビデオ』を作りたいと思った。なぜなら爆心地の長崎で生まれ育った日本人の私と、原爆を投下した国で生まれ育ったアメリカ人の夫が結婚し、子どもたちも一緒にハッピーな家族が暮らしているから。長崎はハッピーなところだということを世界中に伝えたい。観光地なので観光客の人の邪魔にならないよう多少遠慮して踊ったり、逆に飛び入りで参加してもらったりしながら頑張っている」と話す。「私たち長崎人が普通に当たり前にやっていることを世界に見てもらうことで、何世代にもわたって紛争を続けたり、しこりが残ったりしている地域の人たちの心に何かが届けば」とも。

 次回撮影は今月27日の「長崎みなとまつり」当日を予定する。詳しくは同団体のフェイスブックで確認できる。

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