「新しい発見と、交流の場がある、気持ちが満たされるまち」をテーマに11月27日、長崎市内で「まちなか魅力新発見ツアー」が行われた。主催は長崎市まちづくり推進室。
7月から行われている「歩いて楽しいまちづくり座談会」の4回目として実施された同イベント。これまで3回は室内での座談会スタイルだったが、今回は実際に街を歩いてみようという試みも加わり、市民約40人が参加した。長崎市立図書館(長崎市興善町)でミーティングを行った後、5つのテーマごとのグループに分かれて、ツアーリーダーとともに散策に出かけた。
ツアーリーダーとテーマは以下の通り。「長崎かがみや」のおかみ、市原ゆかりさんは「アンティークキモノが似合う街、長崎」をテーマに新大工町かいわいを、KアンドMトータルオフィスの嵩山幸之輔さんは「見慣れた長崎の風景が携帯カメラで変わる」をテーマに中島川かいわいを、観光ブロガーのGo!Go!ともっちさんは「お気に入りのお店と人を訪ねて」をテーマに江戸町から中島川かいわいを、漫画家ののざわのりこさんは「メモを片手に歩いてみたら」をテーマに賑町から浜町、油屋町、寺町かいわいを、ハマスカ実行委員会の安元哲男さんは「先進メディアと劇場都市」をテーマに浜町から銅座町、油屋町、中島川かいわいを、それぞれ歩いた。
参加者たちはそれぞれのツアーリーダーの案内にうなずいたり、メモを取ったりしながら見慣れた街を新鮮な目でみつめながら歩いた。散策終了後は長崎市民会館内のアマランスで意見交換会が行われた。
ツアーリーダーの1人、のざわのりこさんは「その土地や歴史をよく知っているじげもんと、ニューじげもん(長崎に引っ越してきた人)が互いに話しながら歩くと、長崎を新たな側面から見るきっかけとなることが分かった。いろんな魅力が出てきて自分も多くを学んだ」と振り返った。