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長崎・出島で「コーヒーさるく」-日本のコーヒー発祥の地周辺を巡る

中華街にある獅子像は前足で子守りをしているという話を熱心に聞く参加者

中華街にある獅子像は前足で子守りをしているという話を熱心に聞く参加者

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 日本のコーヒー発祥の地、出島周辺を巡るイベント「コーヒーさるく」が12月4日、開催された。

龍馬カプチーノ(右)と弥太郎カプチーノ(左)

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 この日は7人が参加。出島復元エリアで歴史などの説明を聞いた後、さるくガイドの黒田雄彦さんの案内で出島かいわいの散策に出かけた。出島の石垣が復元された場所をのぞき込んだり、「十八銀行本店は旧対馬藩蔵屋敷跡だった」などの説明にうなずいたりしていた。さらに、新地中華街、湊公園と巡った参加者は、長崎県美術館屋上に上り、長崎市内の360度パノラマ風景を楽しんだ。

 「意外と知られていないが、ここは長崎市内全体を見渡せるスポット。大浦天主堂は殉教した26聖人の慰霊のために建てられたので、西坂の殉教の地の方向を向いているのが、ここからよくわかる」と黒田さん。

 その後、出島ワーフ内にある龍馬カプチーノで有名な「アティック」に会場を移し、コーヒーセミナーを開催。店長でバリスタの野田信治さんがコーヒーの歴史についてレクチャーを始めると参加者たちは真剣に聞き入ったが、野田さんが「クマ」「ウサギ」などをコーヒーとミルクで描き始めると「かわいい」と声が上がり、一斉にカメラに収めた。

 参加した山下のぞみさんは「初めて参加した。長崎市内に住んでいて、いつも通るのに知らないことだらけ。散策は勉強になった」と話していた。

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