長崎・岩原川で七夕の夜に「水辺で乾杯」 全国120カ所以上の水辺で一斉開催

溝田真実さん

溝田真実さん

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 長崎駅近くに流れる岩原川に隣接する瓊の浦(たまのうら)公園(金屋町)で7月7日19時7分、全国一斉ムーブメント「水辺で乾杯」が行われる。

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 「ミズベリングプロジェクト」(東京都港区)が企画し、長崎の市民グループ「ミズベリング岩原川会議」が呼び掛ける同アクション。ミズベリングとは、「水辺+RING(輪)」と「水辺+R(リノベーション)」の進行形(ING)を意味する造語。普段はあまり注目されることが少ない水辺環境やその空間の一般利用について、広く市民や企業の関心を集めて「街と人をつなぐ」アクションを促すことを目的に発足した。

 長崎ではデザイナーの溝田真実さんが、2013年度に長崎市主催で開かれた5回の岩原川関連ワークショップに参加しており、関心あるメンバーとともに同会議実行委員会を立ち上げて取り組んでいる。「いつも歩いている最も身近な水辺を創造的にイメージする人たちが増えると、知らなかった地域の魅力がきっと見つかるはず」と溝田さん。

 同プロジェクトでは7月7日19時(午後7時)7分を「タナバタイム」と命名。予定時刻到来と同時に全国の水辺で一斉に乾杯を行う。専用サイト「水辺で乾杯」には7月3日15時現在で全国120カ所から「乾杯宣言」(参加予定)が集まる。長崎県内は本明川(諫早市)でも行われる。同ページ上には青い全身タイツに身を包んだ人たちがやり方を説明する「やり方ムービー」(2分14秒)で参加者が事前にイメージをつかむ工夫も。

 「水辺で乾杯アクション5カ条」は「青い服を身につけるなど粋な趣向」「長居はせず滞在は30分ほど」「原状回復して速やかに撤去」など参加者への公共マナー遵守を呼び掛ける。しかし、せっかく集まったので「そのまま帰るのは寂しいので、場所を変えて飲むのもいいでしょう」と参加者同士での交流も促す。当日は専用サイトで乾杯写真の投稿が可能。全国の参加者と交流できる。

 溝田さんは「今回は長崎だけではなく全国一斉アクション。興味がある人もない人も『あら、何かやりよるね』みたいな感じで立ち寄ってもらいたい。目標は100人。レッツ、タナバタイム」と参加を呼び掛ける。溝田さんと有志数人は18時から岩原川清掃を行う予定。

 ドリンクは参加者各自で持ち寄り。参加無料。

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