長崎のライブバー「BLUE WIND studio830」(長崎市浜口町、TEL 095-894-5203)で7月17日・18日、カラオケ大会「永ちゃんになろう」が開かれる。
2013年6月1日に開業した同店。歌手・矢沢永吉さんのものまねをすることで知られる店主の福原貞良さんが「みんなが矢沢さんになりきって楽しむ」企画をオープン2周年記念として考えた。
「本業は会社を経営している。いつも大変な思いをして働いてくれる従業員が、腹を抱えて笑いながら楽しめる場所を作ろうと思ってオープンした」と振り返る福原さん。「元はうどん店だった店舗。面白いことが大好きなので、どんなに騒いでもいいように防音設備に力を入れて改装した。届いた請求書を見て、もう笑うしかなかった」とも。店内にステージを設け、さまざまなアーティストを呼んでライブを行っている。
「矢沢さんのものまねを始めたのは13年ほど昔、37歳の時。世話になっていた人から『大好きな矢沢永吉さんに声が似ているから、ものまねをしてみろ』と強制されたのがきっかけ」という。その後、「貞吉」の名前でものまねを始めたところ、仲間から「面白い」という評判がどんどん広がった。
現在、長崎市民エフエム放送のラジオ番組「浦上ブギ」に出演している福原さんは、長崎出身のお笑い芸人「南野やじ」さんを番組レギュラーとして呼び寄せ、同店で「お笑いライブ」も行う。南野さんの十八番は「お経漫談」。地味な外見とは反対にパワフルな芸風が持ち味で、お笑いコンテスト「R-1グランプリ」で2002年、2004年に決勝進出を果たしている。2010年1月放送の「ダウンタウンのガキの使いやあらへんで!」番組内で行われた「山-1グランプリ」では「いかがわしい店舗呼び込みのものまね」で優勝した。
南野さんは「長崎出身なのに長崎の人にほとんど知られていないのが悔しい。カラオケ大会でもお笑いライブを披露するのでぜひ、見に来てほしい」と力を込める。「矢沢さんに似ている人も、そうでない人もどうぞ」と福原さん。
カラオケ大会の開催時間は、両日共21時~23時。料金は男性3,000円、女性1,500円(以上、2時間飲み放題)。