長崎県美術館(長崎市出島町)ホールで8月9日、人気漫画「弱虫ペダル」の作者で長崎県出身の漫画家・渡辺航さんの講演会が開催される。
同作の主人公は秋葉原(アキバ)をこよなく愛する高校生・小野田坂道。アニメに対する情熱は、小学3年生から毎週欠かさず「ママチャリ」で秋葉原へ通い続けるほど。「高校生になったらアニメ研究会に入部することが夢」という坂道だったが、自転車に青春をかける友達ができたことがきっかけとなり、「自転車競技部」に入部する。オタク高校生だった坂道は、秘めたる力でペダルを踏みしめ、自分でも気付かなかった才能を開花させていく灼熱(しゃくねつ)自転車ロードレース物語。2008年に「週刊少年チャンピオン」で連載が始まり、既刊の単行コミックは40巻に達し、累計発行部数1300万部を超えるヒット作となった。今夏、アニメーション映画の公開も控える。
渡辺さんはMTBやロードバイクなど自転車をこよなく愛する生粋のサイクリスト。同作の連載を続けながら、自身も多数のアマチュア自転車レースに参戦している。同作で2015年第39回・講談社漫画賞少年部門受賞。講演会では長崎での生い立ちや漫画家デビューのエピソード、漫画に懸ける思い、自転車や自身の人生観について語る。
開場13時30分、開催時間は14時~15時30分。定員120人。入場無料だが事前の申し込みが必要。応募方法はホームページで確認できる。
関連イベントとして7月18日~来年3月31日、「弱虫ペダル入門」「弱虫ペダルスタンプラリー」を開催するほか、10月14日~29日には「弱虫ペダル複製原画展示」を予定する。