長崎・茂木に料亭を改装した「複合型ゲストハウス」 オープン1カ月で海外から予約も

海で楽しむ外国人宿泊客(8月)

海で楽しむ外国人宿泊客(8月)

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 長崎の海沿いにあった料亭を改装した複合型ゲストハウス「長崎ハウスぶらぶら」(長崎市茂木町、TEL 095-836-0306)がオープンして1カ月が経過した。

料亭の雰囲気が残る玄関

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 すでに閉鎖されていた料亭「海月別邸」を大規模改装して8月8日にオープンした同所は、JR長崎駅から車で20分ほどの場所にあり、目の前に海が広がり自然に囲まれながら市内中心部から比較的近い。

 「ゲストハウス」とは1泊単位で泊れる簡易宿泊施設のことで、共同トイレや共同浴場などを備え、そこで出会った客同士が一緒に宿泊するドミトリー(相部屋)があるのが特徴。その分、一般的なホテルや旅館より格安で泊まることができる。

 「ぶらぶら」には女性専用のドミトリーや、個室タイプの客室も備えている。海が見える共同浴場や、長期滞在に便利なコインランドリーがあり、歯ブラシやひげそり、洗剤、タオルの販売も行う。館内では無料でWii-Fiが利用できるほか、現地の海の幸、山の幸を使ったカジュアル料理(有料)を10月中旬から提供するため準備を進めている。

 宿泊料金は宿泊日によって異なり、個室タイプが1人1泊4,200円~4,600円、ドミトリータイプが2,800円~3,200円。個室タイプに複数宿泊する場合、3人目は25%引き、4~5人目は50%引きになる。未就学の子どもがいる場合は個室タイプのみ利用できる。団体での部屋貸しにも応じるという。

 9月9日に31歳の誕生日を迎えたばかりの大島徹也代表は「ここはコンビニも何もない場所だが、自然だけは豊富にある。まだオープンして1カ月なのにアジアやヨーロッパからも次々に宿泊予約が入っており、インターネット時代のすごさを肌で感じている。海をぼんやり眺めながら過ごす時間は都市生活を生きる現代人には宝物かもしれないし、ここで新しい出会いがあるかもしれない。地元の老若男女と旅行者が、ともに集い語り合える場所をこれからも提供したい」とほほ笑む。

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