長崎・時津町のマリーナアルパマ(時津町久留里郷)で11月15日、地域イベント「くるりマルクト」会場内でプロサッカークラブ「V・長崎」のクラブマスコット「ヴィヴィくん」が指先でボールを回す「ボールスピン」を披露した。
ボールスピンは14時から行われたボールパフォーマンスチーム「X(クロス)」とヴィヴィくんとのコラボ公演中に披露されたもの。
クロスのYUDAIさん(18)が「ヴィヴィくんにボールをスピンしてもらいたいと思う。面白いと思いませんか?」と呼び掛けると、観客らが「面白い」と反応。弟のRYUJIさん(16)が「見てみたい人」と挙手を促すと、ほぼ全員が大声で「はーい」と応えた。
RYUJIさんがヴィヴィくんに割り箸を手渡すと、ヴィヴィくんはそれを垂直に握りしめて待機。続いて割り箸の上にRYUJIさんが回転を付けたバスケットボールをそっと乗せると、ボールは割り箸の上で勢いよく回転を続けた。観客らは「おー!」という声を一斉に上げ、大きな拍手を送った。
その後クロスの2人は子どもたちの前に進み、ボールスピンを目の前で見せたり体験させたりした。「すごい」「面白い」と感じたことを口にしながら、子どもたちは回り続けるボールを不思議そうに見つめていた。
会場には時津町のご当地キャラクター「とっきー」も現れて子どもたちに愛嬌(あいきょう)を振りまいた。出店した30店のうち飲食関係のブースは、終了時刻までにいずれもほぼ完売となった。
実行委員メンバーで雑貨店「らぽプラス」(浜田郷)を経営する浦川隼さんは「前夜まで雨が降っていたとは思えないほどの快晴になり、予想をはるかに上回るお客さまで会場があふれたのには驚いた。どうなるか予想もつかなかったが、無我夢中で頑張ったみんなの努力が報われたと思う。恒例イベントになるよう、これからも大切に育てていきたい」と力を込めた。