長崎を中心に活躍する13組のアーティストらが3月18日、コンピレーションアルバムを制作するためのクラウドファンディングプロジェクトを開始した。
「おとプロながさき」と名付けられた同ブロジェクトは、ボイスパフォーマーの松尾直哉さんがプロやアマチュアを問わず、長崎で活動するアーティストらに呼び掛けたもので、「長崎への思いや長崎を題材にした曲」を一つにまとめたコンピレーションアルバムの制作を目指す。主催する「∞NAGASAKI」は松尾さんが共同代表を務める市民団体で、長崎市まちぶらプロジェクト事業の認定を受けている。
アルバム制作に参加するのは松尾さんのほか、「果里さん」「ごつうゆかさん」「菅根佳緒利さん」「川田金太郎さん」(以上、シンガー・ソングライター)、「DABLE FACE」「RAINBOW MUSIC」(以上、レゲエ)、「前田大喜さん」(ギターインスト)、「心太」(アコースティック・デュオ)、「オフクロッツ」(ママさんバンド)、「Cherry★cherry」(アイドルグループ)、「桜井すずめさん」(演歌歌手)とタレント・シンガーの「響ローラさん」。
各アーティストの楽曲のうち、長崎を題材、背景にした曲や、長崎に思いをはせながら作った曲などをそれぞれ1曲ずつ集める。「歌声や楽器一つ一つに込められた思いを感じてほしい」と松尾さん。CDに添付する歌詞カードには長崎の景色などを掲載する予定という。
クラウドファンディングの目標額は20万円で、記念イベント運営費やJASRAC申請料、CD制作費、マスタリング料、デザイン料、宣伝広告費などの費用に充てる。支援金額は500円から10万円まで11コースあり、支援金額により中野蒲鉾(かまぼこ)店の「かまぼこセット」や、支援した会社・団体・個人名を歌詞カードに掲載するなどの特典を用意する。
「長崎への思いを持った多くの人たちにいろいろな分野で協力していただいた。本当にありがたい。ぜひ一人でも多くの人に楽しんでもらいたい」と松尾さん。
3月28日現在の達成金額は69パーセント、13万8,600円。プロジェクト完成後、製作したCDは長崎県内にある「TSUTAYA」での販売、レンタルや、アーティストが県内外でライブする際にも販売を予定する。