長崎歴史文化博物館(長崎市立山)で1月2日、新春書き初め会が行われた。同館のホール前に設置された書き初め会場で、親子連れなどが今年初めての書を楽しんだ。
諏訪神社の近くにある同館は、破魔矢を手にした初詣帰りの参拝客や観光客でにぎわい、書き初め開始とともに子どもから大人までが机に並んで書に挑戦。「新春」「平和」「ゆめ」「龍馬」など手本を見ながら筆を走らせた。
初詣の帰りに家族で訪れたという諫早市在住の高橋みゆちゃんは「恥ずかしかったけど、書き方を教えてもらって上手に書けた」と話す。観光で熊本市から同館の龍馬伝館を見学した藤原一良さん、藤川友美さんは坂本龍馬にちなんで「龍」の字を書いた。「筆を持つのは子どものとき以来。無心で書いて楽しかった」
同館にある長崎奉行所・龍馬伝館は大河ドラマ「龍馬伝」に沸いた長崎の龍馬観光を支えた。龍馬伝館の公開は1月10日まで。同日はクロージングコンサートなどのイベントが予定されている。