好文堂書店(長崎市浜町)で現在、作家を誕生日の星座と血液型でグループ分けしたコーナーが設けられている。
スタッフのアイデアを生かしてさまざまな試みに挑戦する同店。今回は「作家を星座と血液型でくくったら面白いかも?」という一人のスタッフのアイデアが、同コーナー設置につながった。
ともに長崎出身の美輪明宏さんと垣根涼介さんは、作風は全く違うものの同じ「おうし座のA型」。同コーナーには美輪さんの「乙女の教室」(2008年、集英社刊)と垣根さんの「ヒート アイランド」(2004年、文春文庫刊)が並ぶ。
「アナザー」(2009年、角川書店刊)作者の綾辻行人さんと「残穢(ざんえ)」(2015年、新潮文庫刊)作者の小野不由美さんは実生活上の夫婦。ともにホラー作家で「やぎ座のO型」という共通点を持つ。さらに「さそり座のA型」では「逃れの街」(1985年、集英社刊)の北方謙三さん、「世迷いごと」(2012年、双葉社刊)のマツコ・デラックスさんがピックアップされており、しかも誕生日が偶然にも同じ10月26日。
同店スタッフの高橋雅美さんは「私のアイデアではないが、すごく面白い企画。書店員は基本的に本や作家さんが大好きなので、棚を眺めながら『へえ~』と勉強になることが多い。ぜひ自分の星座や血液型と同じ作家さんの作品を読んでみては?」と呼び掛ける。
同店では創業110周年企画を今夏開催予定。