ユナイテッド・シネマ長崎(長崎市尾上町)が7月27日、県内初となる体験型アトラクション・シアター「4DX」を導入した。
4DXとは映画のシーンに合わせて前後や上下左右に動く座席のほか、雨や風、雪など通常の映画館では体感できない特殊効果により、臨場感を最大限に味わうことができる体感型映画上映システム。ユナイテッド・シネマグループではシネプレックス旭川(北海道旭川市)、ユナイテッド・シネマわかば(埼玉県鶴ヶ島市)にも今月導入しており、導入施設は全国で14劇場となる。
同システムの座席は映画のシーンに連動して前後や上下左右に動き、座席の背もたれに搭載されている「パンチ機能」による振動などを使い、観客の体全体に映画の衝撃を再現する。座席上部には水が噴射される「雨」の演出装置が備えられ、前席の背面部分からは霧状の水が出たり、香りが出たり、空気が噴射される。座席背面からは頬や耳をかすめる空気が出る。劇場上部に設置された送風ファンから「風」、照明機材から「フラッシュ(閃光)」、スクリーン前面から「煙」が発生するほか、白い泡で「雪」を表現したり、風と水を使って「嵐」を演出したりする。
対応する上映作品は公開中の「ONE PIECE FILM GOLD」や「シン・ゴジラ」(7月29日公開)、「ジャングルブック」(8月11日公開)など。