住吉さるかNIGHT実行委員会(長崎市住吉町)は8月16日、飲食店14店が合同で開催した飲食イベント「住吉さるかNIGHT」(7月17日・18日開催)のイベント結果報告書を長崎経済新聞編集部に提出した。
報告書によると第3回となる今回のチケット販売冊数(5枚つづり)は445冊。1冊当たり10枚つづりだった第1回(2015年2月)の398冊、第2回(同年11月)の399冊を約50冊上回った。
参加者から回答を得たアンケート調査(回答数124通)を分析した結果、参加者の年代は最も多い20代が36人、次いで40代(30人)、30代(22人)、50代(17人)、60代(9人)と続き10人は年代不明。男女比では男性=41%、女性=59%だった。
普段飲食するエリアで最も多いのは住吉エリアと思案橋エリアで、ともに36%。長崎駅周辺は11%、浜口エリア(10%)、時津エリア(3%)と続く。
イベントを知った手段は「知人」の61%、「参加店舗」の26%と続き、合わせて全体の87%に達する。前回調査では「知人」が49%で約半数だが、「参加店舗」が45%で今回より20ポイントほど多く、合わせて94%を占めていた。「インターネット」は8%(前回は1%)、「新聞」は5%(同1%)と前回より大きく伸びた。今回初めて参加した人は76%に達する。
イベントの満足度を100点満点で質問したところ、最も多かった回答は「91点以上」(34%)。全体平均でも84点となった。「安くて参加しやすかった」「初めての店に行きやすく楽しい」「混んでいたがスムーズに回れた」「雰囲気が良かった」など全体的に好印象の意見が多かったが、「店に入れるかどうか、すぐ分かるシステムが必要」「何度訪ねても混んでいたので店舗調整が必要では?」「もっとPRしてほしい」「マップをもう少し分かりやすくしてほしい」などの意見も見られた。
同実行委員で広報を担当する長濱洋平さんは、「新聞やインターネットなどで知名度が上がり、今回は諫早や佐世保から初参加した方もいて驚いた。前回のアンケート結果を踏まえ、チケットを5枚つづりに変更して金額を見直したり、連休に合わせて開催したりなど、みんなで工夫を重ねたことがチケットの伸びにつながった」と説明する。時任紫朗委員長は「長崎ではローカルな街だが、みんなで切磋琢磨しながらどこにも負けない魅力ある街を目指す。次回もアンケートなどの意見を参考に、より楽しいイベントを提供したい」と意気込む。
次回開催は来年2月を予定する。