浜屋百貨店(長崎市浜町)8階催事場で5月3日、簡単に作ることができて、よく飛ぶ紙飛行機の体験会が開かれる。
創業80周年記念イベント「浜屋MONO・KOTOコレクション」の一環。同店はバイヤーが厳選した、普段取り扱わない逸品を期間限定で展示販売する「浜屋MONOコレクション」を毎年開催している。
今年は初の試みとして、「モノ」だけではなく、体験型の「コト」を厳選。同体験会のほか、子ども生け花教室、ラテアート教室、親子クレヨン画教室など、8つの体験型イベントを用意する。紙飛行機体験会は、福岡県小郡市在住の紙飛行機デザイナー・長松康男さんが指導を行う。
長松さんは幼稚園のころ、本の付録だった紙飛行機を裏庭で飛ばしたところ、自分の手元に戻ったことに感動したことがきっかけとなり、紙飛行機に没頭するようになる。小学生時代には、ゼロ戦などのオリジナル機を製作できるまで上達。空への憧れは紙飛行機にとどまらず、26歳だった1976(昭和51)年から11年間、ハンググライダーで大空を飛んだ。
1987(昭和62)年、科学雑誌OMNIの紙飛行機コンテストに無尾翼機で出場し、最優秀賞を受賞した。翌年8月、神戸で開催された初の全国紙飛行機大会に無尾翼機で出場。1989年に福岡紙飛行機を飛ばす会PAPER ANGELSを、1997年に九州紙飛行機連盟を結成した。2006年、紙飛行機デザイン工房を設立。紙飛行機の設計、デザイン、製造販売、関連グッズの製造販売を手掛ける。
全国各地で体験会を開いている長松さんは「紙飛行機は面白い。ぜひ気軽に参加してほしい」と呼び掛ける。
体験会は2回(10時30分~、16時~)行われ、開催時間は各回2時間ほどを予定。直接来場して参加できるが、紙飛行機キット(324円~)の購入が必要。