長崎で子どもパン教室 講師が「2時間でできるメロンパン作り」を考案

楽しそうに生地を丸める親子

楽しそうに生地を丸める親子

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 浜屋百貨店(長崎市浜町)8階催事場で5月4日、親子でパン作りを学ぶ「子どもパン教室」が開かれた。

道端直美さん

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 創業80周年記念イベント「浜屋 MONO + KOTOコレクション」の一環。同店はこれまで、バイヤーが厳選した商品(モノ)を全国から集め、大型連休の期間に「MONOコレクション」を開催してきたが、今回初めて体験学習(コト)を加えて開催する。初日の今月3日には「紙飛行機体験会」「親子クレヨン画教室」を開催。今後も「子ども生け花教室」「アロマクッキング教室」(以上、開催日=5日)、「スープ教室」(同6日)、「ラテアート教室」(同7日)、「アロマキャンドル教室」(同8日)を予定する。

 子どもパン教室は、五島市福江町で手作りパン教室「naminamipan」を営む道端直美さんが講師を務める。道端さんは成人向けのパン教室を開いており、子どもは初めて指導する。通常のパン作り工程は約3時間かかるが、「長過ぎて子どもが飽きてしまう」と考えた道端さんは時間短縮のために試行錯誤。「準備から後片付けまで約2時間」というレシピを考案した。

 「時間短縮のために作業を簡単にしたことで、親子でパン作りの楽しさを学ぶことができる」と道端さん。参加した小学生と母親の親子4組は、レシピに従って強力粉、グラニュー糖、塩をビニール袋の中でよく振った粉末に、あらかじめイースト菌を溶かして牛乳、卵を混ぜたものを加えて生地を作り、10分ほど休ませた。その後、バターを加えて混ぜた生地を7等分して手のひらで丸め、余熱で温めたオーブンでしばらく生地を発酵。子どもたちは発酵した生地の表面にクッキーの生地を絞り、グラニュー糖をまぶしたものをオーブンで焼いてメロンパンが完成した。

 参加した小学4年生の女児は「パン作りは初めて。生地を手で丸めたり、粉を入れた袋を振ったりして、とても面白かった」と笑顔を見せる。道端さんは「特別な道具は使わないので、初心者でも簡単に作れる。多くの子どもたちに、パン作りの楽しさを知らせたい」と話す。

 パン教室は10時30分からと13時30分から合わせて2回行われ、4組ずつ合計8組の親子が楽しんだ。

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