長崎市の端島(軍艦島)近くの高島(長崎市高島町)で5月28日、コスプレイベント「高島も上々」が開催される。
高島はかつて、軍艦島同様に採炭で栄えたが、現在はブランド野菜「高島フルーティトマト」の栽培や、自然が豊かで海水浴が楽しめる観光の島として知られる。海中にはサンゴ礁が広がり、全国からシュノーケリングを目的に訪れる旅行者も多い。
1995年から続いているフリージャンルの同人誌即売会&コスプレイベント「気分は上々」を主催する小松玲奈さんと、高島で町おこしに取り組む人たちが出会い、高島での開催企画が動き始めたという。
同イベントは、当時高校生だった小松さんが「18歳の記念に何かしたい」と思い立って初企画して以来、年々規模が大きくなり、ボランティアスタッフと共に手掛けている。今年3月に長崎県総合福祉センター(茂里町)で開かれたイベントで75回目を迎えた。
小松さんは「島の自然をバックに撮影を楽しめる貴重な機会。船で渡るのでプチ旅行気分も味わえる」と笑顔を見せる。
同イベントでは、コスプレ姿のままで参加者が来場、帰宅することを禁止しており、必ず備え付けの男女更衣室を使うよう規定している。会場には屋内撮影ルームも用意し、終了後は入浴(100円)できる設備も備える。
「住んでいる方の迷惑にならず、誰もが気持ちよく楽しめるよう、さまざまなルールを定めている。譲り合いの気持ちと、ルールを守って楽しんでほしい」と小松さん。
受付開始は13時。更衣室終了は19時30分。参加費は2,000円(コスプレイヤー、カメラマン共通)。