長崎市が10月31日、インターネット上で観光誘致PR動画「輝きの長崎」を公開した。
長崎市で生まれ育ち、もうすぐ結婚することが決まっている女性が主人公のドキュメンタリー動画で、主人公の女性には秘密で家族や友人たちが計画したサプライズを紹介する。
新観光路面電車「みなと」の車内を舞台に、何も知らずに乗車した主人公の前に、幼少の頃からの写真や家族のメッセージビデオが映し出される。行き先の出島にはさらなるサプライズが待っているストーリー。
「みなと」は今年4月に運行開始した路面電車。JR九州の豪華クルーズトレイン「ななつ星in九州」などで知られる工業デザイナーの水戸岡鋭治さんが、1954(昭和29)年製の車両を使ってデザインした。
長崎市は動画の公開と連動して12月8日~10日、観光誘致イベント「出島プロジェクションマッピング」を行う。11月25日、架橋工事中の「出島表門橋」が約130年ぶりに供用開始されるのを記念して、出島の建物や川面なども活用した大規模な「回遊式プロジェクションマッピング」を展開する。
長崎市観光推進課の担当者は「鎖国時代の長崎にタイムスリップしたかのような演出。過去から未来に変化するアメージングな出島の夜を楽しんでほしい」と話す。