長崎在住のアンガーマネジメント講師・川嵜昌子さんが11月18日、「アンガーマネジメント・管理職の教科書」(総合科学出版刊)を刊行した。
長崎市生まれの川嵜さんは大学卒業後、東京の企業で経営者向け雑誌やウェブマガジンの編集長、コンテンツ開発局長、チーフコンサルタントなど26年間勤務した経験を持つ。2010年、コンサルタントとして独立後に帰郷。これまでに5000社以上の経営者を取材、コンサルティングした経験から「成功の秘訣は感情のマネジメントにある」と確信していたところ、3年前にアンガーマネジメントに出合った。現在は一般社団法人日本アンガーマネジメント協会九州支部副支部長として各地で講演、研修などを行っている。
川嵜さんは「フェイスブックでたまたま見た会議室の掲示板の中に『アンガーマネジメント講座』を見つけ、ピンと感じるものがあって調べたことがきっかけ。自分の感情と向き合い、自分の気持ちや価値観を確認しながら自分で行動を決められるようになる」と話す。
同書は「リーダー、マネジャーにありがちなイライラ」「怒る側と怒られる側のギャップ」「上手な叱り方をマスターする」「男性社員と女性社員では怒りのツボが違う」「上司への怒り・部下への怒り」「お客さまからの怒り」など、12章で構成されている。川嵜さんによると、「38ページの『イラッとしたときの3つのポイント』を習得できればストレスが激減する」という。
「タイトルは管理職向けだが幅広い人に役立つと思う。本書で怒りと上手に付き合う秘訣を学んでもらえれば」と話す川嵜さんは、12月15日19時から長崎ブリックホール(長崎市茂里町)で出版記念セミナーを開く。
四六判サイズ、192ページ。価格=1,512円。