長崎の市民団体「ながさきダンカーズ倶楽部」が12月1日、情報誌「ナガサキ居場所探しガイド」3000部を発行した。
同団体の会長を務める井手達夫さんによると、井手さんが60歳で定年を迎えて長崎にUターンしたところ「友だちがいない」「居場所がない」という現実に直面し、同じ境遇の人たちが退職後の仲間作りや、居場所作りに利用できる出入り自由なプラットホームとして同団体を立ち上げたという。
同冊子には大手企業を定年退職後にそば店を開いた男性や、ローカル局のフリーアナウンサーとして活躍しながら会社を立ち上げた女性など男女6人のインタビュー記事や、同世代の人たちが立ち寄りやすい飲食店など6店舗の情報を掲載している。
井手さんは「現在の会員は約80人。新しく長崎に移住した人たちの相談窓口として『DEJIMAダンカーズ』も開設した。私も含めてUターン、Iターン経験者がたくさんいるため、いろいろアドバイスできると思う。1月8日には3回目になる『アラ還大会』も開くので、ぜひ参加してほしい」と呼び掛ける。
サイズはA4、21ページ。長崎市役所や市民活動センター「ランタナ」(長崎市馬町)などで無料配布する。