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長崎で「えんとつ町のプペル」の世界観体験 切り絵と音楽と読み聞かせのコラボ

えんとつ町のプペルの切り絵

えんとつ町のプペルの切り絵

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 「えんとつ町のプペル読み聞かせ&切り絵展」が長崎市玉園町のGARDENCOFFEEで8月19日に開催される。

えんとつ町のプペルの切り絵

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 絵本「えんとつ町のプペル」は、お笑い芸人でタレントのキングコングの西野亮廣さんがクラウドファンディングで資金1,013万1,400円の支援を集め、脚本、監督として完全分業制で制作した絵本。累計発行部数は35万部。全国で個展も開かれており、長崎で5月に開かれたイベント「DEJIMA(デジマ)博」には西野さんが来場した。

 今回のイベントは、切り絵作家のコバタナミコさんと、ピアノ演奏をする野上智恵子さん、読み聞かせの西村公美子さんがコラボすることで、視覚と聴覚で世界観を表現する。

 イベントで展示される切り絵を制作したコバタさんは、プペルの絵本展に参加したときに西野さんの「プペルに著作権はない。好きに使っていい」という話を聞き、「切り絵作家魂に火が付いた」と話す。完成した切り絵を西野さんに見せたところ「さらに大きい切り絵があったほうが良い」と言われ、60平方センチほどの作品作りに着手。「気の遠くなるような」細かい作業を重ね、4カ月かけて完成したという。

 3人が知り合ったのは、長崎で開かれた「えんとつ町のプペル」のイベント。絵本の世界観に魅了されていたコバタさんは切り絵で世界観を表現していた。イベントの主催者が、「プペルの絵本読み聞かせイベントをやっている人がいる」と野上さんと西村さんを紹介したという。意気投合した3人はコラボすることを決意したという。

 絵本の魅力について、コバタさんは絵の美しさ、野上さんは物語の中にある愛、西村さんは読むたびに変わる物語の奥深さだという。イベントでBGMの演奏をする野上さんは「プペルの絵本の音は楽譜があったわけではないので、全部耳で聴いて再現した。わずかな音を再現するのは正直大変だったが、完成した時にうれしくて感動した」と話す。

西村さんは「絵本は大人にこそ読んでほしいと思う。子どもの頃に絵本を読んでもらった時の記憶がよみがえり、感情が込み上げてきてさまざまな気付きが得られることがある」と話す。

 イベントではコバタさんによる切り絵ワークショップも行われる。コバタさんは「絵本を読んだことがある人も、そうでない人も参加してほしい。3人がコラボすることで違う雰囲気をつくっているので新たに世界観を感じてほしい。これから3人でいろいろなところでイベントをしていきたい」と話す。

 開催時間は14時~16時。読み聞かせの参加費は500円。スイーツセットは1,000円(読み聞かせにケーキと飲み物付き)、親子スイーツセットは1,500円(読み聞かせにケーキと飲み物2杯付き)。切り絵のワークショップ参加者は別途500円。問い合わせは木場田さん(TEL 090-5746-5678)まで。

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