長崎に全世代交流「ともだちカフェ」-元商社マンがオープン、使い方多彩に

カフェで出迎える営業部長のナラ君

カフェで出迎える営業部長のナラ君

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 全世代の老若男女が気軽に交流できる「みんなともだちナラティブカフェ」(長崎市万屋町、TEL 095-895-8182)が2月19日、グランドオープンする。

カフェエリアの雰囲気。手作りのイラストと環境に優しいLED照明のあかり

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 カフェ内は、読書エリア、カフェエリア、スタジオエリアの3つのスペースに分かれ、目的に合わせてそれぞれの時間を過ごせるようになっている。

 カフェ入り口では、同店宣伝部長ライオンのナラ君が訪れる客を出迎える。カフェエリアの壁際には、カフェメンバーが描いた心温まるイラストとメッセージが並び、アットホームな雰囲気を醸す。

 一番奥にあるスタジオエリアは時間帯によって使われ方が変化する。例えば午前中は年配者向けの健康体操やお話会などを開き、午後はキッズエリアとなり子どもが遊ぶ姿を見ながら母親がくつろげるスペースに。平日の夜や週末は、ミニコンサートや交流会、セミナーなどの企画も予定する。

 店名になっている「ナラティブ(Narrative)」とは、『ものを語る』という動詞と『物語』という名詞を組み合わせた英語。「あらゆる世代の人が気軽にあいさつして会話を楽しみ交流できる場を作りたかった。何気ないことでもここに来て話すことで癒やされるような息抜きの場になれば」と店主の進護さん。

 進さんは福岡県出身で現在東京都在住。商社に勤務していたころ、仕事で何度も訪れた長崎の街と人に魅力を感じ、店を出すなら東京でも福岡でもなく長崎に、と決めていたという。特に、浜の町アーケード近くを行き交う人たちの幅広い年齢層に注目し、店の場所もこのかいわいに絞って探した。

 客層だけではなく、同店をサポートするメンバーの経歴もユニークだ。経験37年の洋食コック、イラストと詩が得意な人、オーストラリアでグラフィックデザインを学んだ人、お菓子作りの達人など。カフェメンバーの募集と同時に、企画を実施する人材も募集した。スポーツクラブのトレーナー、着物の着付けの先生、障害者スポーツの指導員資格を持つ人材や整体療術師、詩の朗読者、プロのオペラ歌手など多彩なメンバーがそろう。

 19日のグランドオープンでは、オペラ歌手の納富景子さんがミニコンサートを開く。同日19時からディナーコンサート(2,500円、以上ドリンク別)、20日15時からティータイムコンサート(1,000円)を予定(要予約)。21日~25日はオープンサービスとして、お年寄り向けにサービス価格で提供するほか、子どもには指人形をプレゼントする。

 営業時間は10時~22時。

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