個人事業主がこれからの経営で必須となるメソッドを学ぶセミナーが9月29日、長崎商工会議所2階ホール(長崎市桜町)で開催される。主催は長崎経済新聞文化センター。
「個人事業主必須!これからの経営のために必ず抑えておきたい4つのメソッド」と題し、個人力を最大限に引き出し強みを発掘することをテーマに4人のゲスト講師が講演を行う。
1人目の講師として登壇する株式会社集中力社長の森健次朗さんは、集中力を高めることで結果を出すための方法について講演。ワークを交えて実際に集中力を高めるための方法を紹介する。
2人目は、黒岩商事社長で薬剤師の資格を持つ大崎悠史さんが登壇。薬剤師の目線から見る薬の知識を通して、薬との上手な付き合い方をすることで健康になるための方法を紹介する。
3人目の講師であるパワーパートナー代表の高橋利広さんは、アスリートのトレーニングや高齢者リハビリに関わるトレーナーとしての立場から、心を落ち着かせるための効果的な運動法について紹介する。
4人目は、D.M.P LABO社長の柿田紀子さんがフェイスブックの活用について紹介する。「インターネットが普及し、ビジネスにおいても情報発信が当たり前になっている。しかし、SNSをうまく利用できてないと感じている方や、どうやって活用していいのか分からないという方が多いのも事実。ビジネスチャンスを広げるきっかけにしてほしい」と話す。
千葉県から駆け付けて登壇する森さんは長崎県南島原市出身。スポーツ用品メーカーでの勤務時代に、一流アスリートが無意識にルーティーンを行っていることに着目し、当時サラリーマンであった自分自身にも活用できると感じたという。退職した際に、元プロテニスプレーヤー伊達公子さんのメンタル指導を行っていたトレーナーと話す機会があり、「一流アスリートが行っていたルーティーンの意味」に気付いたという。
その後、学習塾を立ち上げ一流アスリートのルーティーンを言語化・体系化して指導に取り入れたところ、大人向けの公演の依頼が寄せられたことから事業化を決意。その頃セミナー参加者から「営業のノルマがきつく、会社を辞めようと思っていた。森先生のお話を聞いて、アスリートたちの出来事に対する考え方や、メンタル強化のワークを体験し、もう一度仕事を本気で楽しみたいと思い直した」という声が寄せられるなど反響があり、この仕事の面白みややりがいを実感。「集中力」をメインにした講演や研修を行う株式会社集中力の立ち上げにつながった。現在では、長崎から北海道まで約40人の集中力認定トレーナーが、企業や学校、スポーツなどの指導に講座を開いている。
「私が関わった一流アスリートたちの集中力発揮のコツをワーク中心でお伝えする。ビジネスの現場にて即実践できる方法を実感して、潜在能力をこれからの人生で発揮してもらえれば」と話す。
13時受け付け開始。講座は13時30分~17時30分。各講師45分の講演と質疑応答・休憩時間を挟む形で行われる。参加費は2,000円。事前申し込みが必要。問い合わせはD.M.P LABOまで。