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長崎・時津町で「落ちそうで落ちない」奇石の合格祈願お守り 町内の「祐徳稲荷神社」とコラボ

お守りを手にする尾道さん(左)と新井さん

お守りを手にする尾道さん(左)と新井さん

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 「時津町民総活躍プロジェクト推進委員会」が12月初旬、同町入口付近にある巨石「継石坊主(つぎいしぼうず)」をモチーフにした合格祈願お守りを「祐徳稲荷神社」(時津町元村郷)で販売を始めた。

発売されたばかりのお守り

同町の民俗史に残されている「継石坊主」の物語によると、昔、ある魚売りが、長崎へ魚を売りに行くために「継石坊主」の下を通ろうとしたところ、今にも落ちそうな岩を見て「岩が落ちてから通ろう」と終日待ちつくし、とうとう魚を腐らせてしまったという話から通称「鯖(さば)くさらかし岩」と呼ばれている。

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 このお守りは、物語を現代風にアレンジして作ったキャラクター「さば売りこぞうのぎん太」や「大岩の守り神」などを描いたカードタイプのもの。

 同町にある「祐徳稲荷神社」は、日本三大稲荷などとして知られ、佐賀県鹿島市にある「祐徳稲荷神社」の御分霊を勧請して1880(明治13)年3月に創立されたもので、家内安全、無病息災、交通安全などご利益があるとされる。

 「地方創生のための活動に取り組みたい」とまちおこしプロジェクトの立ち上げに関わった、同町議会副議長の新井政博さんは「町おこしの取り組みを『民間も含めて町全体で一緒にしたい』と神社に声を掛けたところ、二つ返事で賛同してもらえた。歴史ある神社に御魂入れの儀式を行ったお守りを作ってもらえたことで、『継石坊主』に絡めたパワースポットの一つとして認知してもらえればうれしい。こういった取り組みの輪が広がることで町全体を活性化していくきっかけになれば」と意気込む。

 同神社で禰宜(ねぎ)を務める尾道道和さんは「コンパクトで現代的なものに仕上げた。『落ちそうで落ちない』奇石から願いを込めたお守を受験生の財布などに忍ばせてもらい、受験当日の力添えができれば」とほほ笑む。

 価格はプレートお守り1個600円。

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