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長崎のホテルチェーンで千羽鶴寄贈プロジェクト 今年で14回目

今年集まった千羽鶴を手にするホテルウイング・ポート長崎のスタッフ

今年集まった千羽鶴を手にするホテルウイング・ポート長崎のスタッフ

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九州教具(大村市桜馬場)が長崎市と波佐見町で運営するQ-bicホテルズ4館で、長崎原爆資料館(平野町)に千羽鶴を寄贈する「ピース折り鶴プロジェクト2019」がスタートした。

ホテルのロビーに設置された案内

 同プロジェクトはホテルクオーレ長崎駅前(長崎市大黒町)の初代支配人を務めた女性が、平和について考えるきっかけづくりと長崎らしい思い出づくりのため宿泊客に平和を祈る折り鶴を作ってもらう企画を提案したことがきっかけで、2005年に始まった。当初、客室に折り紙と参加を呼び掛けるメッセージを設置したところ、折り紙を持ち帰った宿泊客が後日折り鶴を届けるなど反響があり、1年目は予想を大幅に越える5480羽を寄贈した。

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 翌年からはホテルベルビュー長崎出島(江戸町)とホテルウイング・ポート長崎(大黒町)、2015年からはホテルブリスヴィラ波佐見(波佐見町)も参加し、グループの全ホテルで毎年ゴールデンウイーク前後から8月初旬にかけて参加を呼び掛け、集まった千羽鶴を長崎原爆資料館へ寄贈している。ホテルクオーレ長崎駅前が開業した2005年から14回も続いていることから、九州教具社長の船橋修一さんは「ここまでくればわが社の文化と言えるのではないか」と話す。

 ここ10年ほどはインバウンドによる外国人宿泊客も増えたことから、数年前から英語でのメッセージと折り鶴の折り方も設置しているといい、経営管理本部の岡村雅彦さんは「外国の方も多く参加していただいており、反響の大きさに驚いている」と話す。

 今年は4月末時点ですでに1542羽の折り鶴が集まっており、ホテルウイング・ポート長崎では数連の千羽鶴が出来上がっている。事業開発部の廣瀬竜太さんは「大人になると、平和を祈りながら心静かに鶴を折るという機会は案外少ないものでは。当ホテルにお立ち寄りの際には、ロビーの折り紙を手に取っていただければ」と参加を呼び掛ける。

 集まった折り鶴は「長崎原爆の日」の8月9日に原爆資料館へ寄贈する。

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