長崎県庁で9月21日、「スポーツイベントを通じた地域活性化」をテーマに長崎県スポーツビジネス推進セミナーが開催される。主催は長崎県スポーツコミッションと東海大学長崎県校友会・同窓会長崎支部。
長崎県内でスポーツに関わる人材育成を目的に定期開講している講座の一環。
当日は、スポーツイベントマネジメントの育成を研究する東海大学体育学部講師・押見大地博士を講師に迎え、「地域密着型ローカルスポーツイベントの魅力と持続可能性」「スポーツイベントを活用した都市ブランディング」「求められるスポーツイベントマネジメント人材」について、各自治体へのアンケート調査結果などを織り交じえながら、スポーツをプレーする側が大会関係者と共に学ぶ機会を設けることでスポーツ大会のビジネス展開につなげていくことを目指す。
同コミッションスタッフの紺谷達哉さんは「長崎はスポーツプレーヤーが大会をビジネスとして考えるという視点が他県に比べ出遅れていると感じる。お金をかけてスタジアムを造るなど、環境に頼らなくてもアイデアや人とのつながりから集客や実績につなげていければ。島が多く海がある長崎だからこそマリンスポーツの活性化を目指すなど地元ならではの活路があるはず」と話す。
地域活性につながる講演も行われることから、「セミナーを通して学んだことを学生には就職や起業に、社会人にはビジネスに役立ててもらえれば」とも。
開催時間は14時~15時30分(13時30分開場)。参加費1,000円。要事前申し込み。