「Big Band Jazz Festival 2019」が11月23日、メルカつきまち(長崎市築町)5階ホールで行われる。
長崎県内の各地域で長年活動を続けているアマチュアビッグバンドが競演する同イベントは今年で6回目。出演バンドが持ち回りで実行委員会を運営し、これまで島原や大村、諫早などで開催してきた。今年は「佐世保ジャズスタディビックバンド」が初参加し、計7組のバンドが出演する。
2013(平成25)年に県南・県央地区の4団体で始めた同イベントは、回数を重ねるごとに出演バンドが増え、バンドのネットワークの輪が少しずつ広がっている。
長崎市から出演するアボイドノートジャズオーケストラは、2017(平成29)年9月23日に諫早で開催された時からの出演しており今年で3回目の出演となる。長崎市での開催となることから実行委員会も担当する。1988(昭和63)年結成という同バンド。メンバーでサックスなどを演奏する中島由美さんは、中学校の授業で触れたクラシック音楽をきっかけに楽器演奏を始め、ジャズの世界に飛び込んだ。バンドは約20人で活動を行っているといい、地元の祭りやイベントなどで演奏を披露している。
ビックバンドは大人数編成のアンサンブル形態で演奏されるジャズのジャンルの一つ。中島さんは「ジャズはアドリブ演奏のため敷居が高い。ビックバンドではアレンジされた楽譜があらかじめ用意されるので、吹奏楽部などで演奏経験のある方などを中心にジャズの入り口として幅広い年齢層に親しまれている」と話す。「IBJ諫早ビッグジャズオーケストラ」担当者は「イベントが長崎県全域で活動するビッグバンドの祭典になれば」と期待を寄せる。
開催時間は13時~16時10分(12時30分開場)。入場料は、一般=500円、中学生以下無料。問い合わせは、アボイドノートジャズオーケストラ事務局(中島さん、TEL 090-5295-3739)まで。