長崎大学文教キャンパススカイホールで12月12日、長崎大学FFGアントレプレナーシップセンター・キックオフシンポジウムが行われる。主催は長崎大学とふくおかフィナンシャルグループ。
長崎大学FFGアントレプレナーシップセンター・キックオフシンポジウムのチラシ
ふくおかフィナンシャルグループでは10月1日、長崎大学発ベンチャーの創出と、積極的に新規事業に取り組む「アントレプレナー人材」の育成を目指す「FFGアントレプレナーシップセンター」を同大学研究開発推進機構内に開設した。同シンポジウムは来年4月からアントレプレナーシップ教育・研究の実施や大学発ベンチャー創出に向けた取り組みが本格スタートすることから、学生や大学関係者だけでなく企業や他大学の学生にも幅広く、長崎でのベンチャー創出やアントレプレナー教育の必要性を知ってしてもらおうと企画した。
当日は、大学発ベンチャーを成功に導いた「ユーグレナ」社長の出雲充さんを招き、基調講演「僕はミドリムシで世界を救うことに決めました。」を行った後、長崎大学FFGアントレプレナーシップセンター長の山下淳司教授が同センターの活動概要の説明を行う。
このほか、文部科学省科学技術・学術政策局産業連携・地域支援課長の斉藤卓也さん、九州大学大学院農学研究院資源生物科学部門の日下部宜宏教授、FFGベンチャービジネスパートナーズ副社長の山口泰久さんの3人による「アントレプレナーシップ教育と大学発ベンチャー」パネルディスカッションも行う。
山下教授は「当センターの取り組みは長崎の地方創生活動の一環。学生や大学関係者だけでなく企業や一般市民も含め、幅広い方々に大学発ベンチャーの成功体験を持つ出雲社長の話を生で聞いてもらい、大学発ベンチャーの実態を知ってもらえれば」と話す。
「パネルディスカッションでは大学におけるアントレプレナーシップ教育の潮流と大学発ベンチャーの実例について有識者の意見を聞く。来場者が知見を広げるきっかけになれば」とも。
開催時間は12時30分~15時(12時受付開始)。入場無料。