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長崎市北部3地区で地域スタンプカード始まる SNS活用し県内初の取り組み

スマートフォンを手に「NAGASAKI TORICO STAMP」をPRする商工会の職員

スマートフォンを手に「NAGASAKI TORICO STAMP」をPRする商工会の職員

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 長崎市北部にある琴海・三重・外海の3地区から成る長崎市北部商工会の加盟店で9月1日、SNSアプリのショップカードシステムを活用したスタンプラリーサービスが始まった。

スタンプカードの利用イメージ

 外海地区がフランス・ヴァスロール村と姉妹関係にあることから、フランス国旗のトリコロールをモチーフに「NAGASAKI TORICO STAMP(ながさきとりこスタンプ)」と名付けた同サービス。新型コロナウイルスの感染拡大を受け、経営環境が厳しくなりつつある同地区で「新しい生活様式を実践しつつ、地域活性化への取り組みを行いたい」と長崎市北部商工会が企画した。

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 幅広い年代に普及している「LINE」の公式アカウントで利用できるショップカード機能を活用し、加盟店を利用するごとにポイントを獲得できる。5ポイント集めるごとに人気レストランの食事券や地元で採れた野菜セット、お肉券など加盟店の商品やサービスをもらうことができる抽選会に参加できる。抽選会は今年12月と来年1月に行い、今後も年4回程度の実施を予定。スタンプカードに合わせてトリコロールカラーのオリジナルエコバッグも作った。

 企画した同商工会琴海支所長で経営支援課長を務める小林祐二さんは「商工会のある3地区は長崎市内中心部からはドライブなど行楽で訪れるような場所。それぞれの地区に特色があることから、これらを生かした商品や情報発信につなげていきたい」と笑顔を見せる。

 スタンプカードは公式アカウントへ登録することで発行でき、スタンプを集めることができる。元々は個別の店向けに提供しているサービスを応用することで商工会の加盟店で使えるエリアスタンプカードとして活用した。「地元商店街では従来から紙の台紙にスタンプを貼って賞品に交換できるスタンプカードもあったが、以前から域外からの特に若年層の顧客拡大に向けた取り組みをしたいと考えていた」と話す小林さん。

 スタンプの獲得から抽選まで、2次元バーコードを読み込ませることで個人のスマートフォンのみで完結できるよう工夫を施した。小林さんは「新型コロナウイルスの感染拡大の影響もあったことで、スマートフォンを活用したサービスの導入に踏み切るきっかけにもなった」と振り返る。

 サービス開始時点で55店舗が加盟店として登録。9月11日の時点でスタンプカードの登録者も200人を超えるなど、「予想以上の好スタートを切れたのでは」と自信を見せる。「スタンプラリーをきっかけにお気に入りの店を探しに訪れたり、地域の魅力に触れてもらったりするきっかけになれば」と期待を込める。