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琴海・地元有志らが手作り夏祭り コロナ禍でもできるイベント模索し取り組む

竹明かりの様子

竹明かりの様子

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 長崎市琴海地区で8月24日~30日、「第2回 琴海手づくり夏まつり~みんなの花火を打ち上げよう~」が開催された。主催は川添石材彫刻店(西海町)と「Pizzeria BARBA(ピッツェリアバルバ)」(西海町)。

竹明かりの様子

 自治会中心に毎年開催されてきた地元の夏祭りが無くなったことがきっかけで、「それではあまりに寂しい」と琴海の有志で昨年8月3日に初開した同イベント。予算も無く、毎年恒例だった打ち上げ花火の用意ができなかったことから、手作りの竹どうろうを製作。地元各小学校にも呼び掛け、児童が作った竹明かりなどと共に1カ月半という短い準備期間で開催にこぎ着け、約2000人の来場者を迎えた。主催した川添石材彫刻店店主の川添達郎さんは「人の顔が見える祭りとしての手応えを感じた」と言う。

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 「今年は、昨年実現できなかった打ち上げ花火を上げよう」と準備していた矢先、新型コロナウイルスの感染拡大を受けて4月に中止を決定したが、8月になり、「中止を決めたものの、それでも何かしたい」とコロナ禍でもできる「新しい形の祭り」を模索し準備に取り掛かった。

 イベントは密を避けるため、琴海周辺にある川添石材彫刻店の工場とPizzeria BARBA、志田酒店(長浦町)の3カ所に竹あかり写真スポットを設置。イベント協賛店に浴衣や甚平で行くと各店で独自のサービスを受けられるようにした。川添さんは「夏の気分を楽しみながら、たまには琴海周辺をドライブしてもらえれば」と趣旨を話す。

 子どもたちからは「こんな花火あったらいいな」花火イラストを募集。琴海地区の保育園、こども園の子どもたちのほか、SNSでも応募を呼び掛けた結果、200枚近くが集まった。イラストを描いた子どもたちが通う園からは「今年は祭りなどがなくてかわいそうだった。花火動画は子どもも喜ぶし、張り切って描いてもらった」という声も届いたという。

 長崎市高島を拠点に活躍するアーティストRAINBOW MUSICさんがイベントに賛同したことから、前向きで元気になれる曲として「NANAIRO(feat.SickleOne)」をバックに地元で活動するユーチューバー「キコシャンネル」さんの協力で、イベントの締めくくりとして8月30日20時ごろ、イラストを動画内で打ち上げ、祭りを締めくくった。

 竹あかり会場を訪れた参加者からは「今年は浴衣を着る機会が無かったが、夏の最後に着られてうれしい」などの声が上がり、「琴海が好き。花火動画も楽しみにしている」という声も。

 川添さんは「何かしたいことがあるわけではないが、今後も自分たちの町をもっと楽しむために活動ができれば」と意欲を見せる。