長崎シークリーンが4月17日、田の子海岸(長崎市野母町)で清掃活動を行う。
長崎シークリーンは、地元の有志が行っていた道路のゴミ拾い活動をきっかけに「地域の人や未来を担う子どもたちにごみ問題への興味を持ってもらい、環境問題について考えてもらいたい」と長崎大学職員のデミー博士こと出水享さんが立ち上げた団体。2021年4月18日に高浜海水浴場(高浜町)で清掃を行って以降3、4か月に1回、野母崎地区を中心に活動を行ってきた。
今回の清掃活動は22日に同海岸周辺で行われる野母崎小・中学校の遠足を歓迎する清掃も兼ねる。
世界自然保護基金によると、現在、世界の海に漂う海洋ごみは総計約1億5000万トンに到達。このままのペースで増え続けると2050年には魚よりプラスチックごみの重量が多い海になると予測している。
昨年10月に行った清掃活動ではわずか90分で軽トラック1台分のプラスチックごみが集まっていることから出水さんは「魚よりゴミが多いなんで絶対にあってはいけない。みんなで防ごう。みんなで宝の海を守ろう」と呼びかける。
活動時間は9時30分~11時30分。参加無料。悪天候中止。集合場所は同博物館玄関右の海側。マスクと軍手、飲料水は各自で用意し、清掃中はマスクを着ける。同博物館の駐車場を利用できる。申し込み・問い合わせは長崎シークリーン(TEL 070-6596-4691、出水さん)まで。