高浜海水浴場(長崎市高浜町)で7月3日、「軍艦島が映える海を守ろう!ビーチクリーン大作戦」が行われる。主催は長崎シークリーンと高浜子供育成会。
長崎シークリーンは、地元有志が行っていた道路のゴミ拾い活動をきっかけに「地域の人や未来を担う子どもたちに、ゴミ問題へ興味を持ってもらい環境問題について考えてほしい」と長崎大学職員のデミー博士こと出水享さんが立ち上げた団体。昨年4月に高浜海水浴場(高浜町)で清掃を行って以降、年数回、野母崎地区を中心に出水さんが開く体験イベントでも活動を行ってきた。今年から長崎県愛護団体や長崎市市民活動センター登録団体としても活動している。
6回目となる今回は7月16日の海開きを前に、「きれいな海で海水浴やマリンレジャーを楽しんでほしい」と企画した。
今年4月に田の子海岸(野母町)で行った清掃活動では100人以上が参加。2時間で3トントラック8台分のゴミを集めた。集まったゴミは漁具や発泡スチロール、ペットボトルが多いという。
出水さんは「ゴミが次々に流れてくるため清掃を行うだけではなく根本的に何かを変えないとゴミ問題は変わらないのでは。ゴミ拾いを体験することで海岸にあるゴミについて考え、『ゴミを捨てないようにしよう』と意識する人の輪が広がることで、少しずつでも変わるきっかけになれば」と期待を込める。最近は海岸清掃前に海岸に遊びに来た人がペットボトルなどのゴミを集めておいてくれることもあるといい、「活動の効果が現れているのでは」と笑顔を見せる。
活動時間は7時~9時。参加無料。悪天候中止。軍手と飲料水は各自で用意。申し込みは長崎シークリーン(TEL 070-6596-4691)まで。