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高浜海水浴場で清掃活動 次世代担う子どもらが環境問題考える場に

チラシを手に参加を呼び掛ける長崎東高校の樫本英人先生(左)、堀川咲希子さん(中央)、中川亜美さん(右)

チラシを手に参加を呼び掛ける長崎東高校の樫本英人先生(左)、堀川咲希子さん(中央)、中川亜美さん(右)

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 4月18日、高浜海水浴場(長崎市高浜町)で「みんなの宝の海を守ろう!ビーチクリーン大作戦in高浜海水浴場」が行われる。主催は長崎シークリーン。

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 地元の有志ら数人で道路のゴミ拾い活動を行っていた延長で3年ほど前から海のゴミ拾い活動も行っていたという長崎大学技術職員の出水享さん。昨今のコロナ禍によるアウトドア人気の高まりから野母崎一帯でも海のゴミ問題が深刻となっていることを受け、同志を募ろうとSNSを通じて発信したところ、「子どもたちの環境問題に対する取り組みや姿勢を醸成したい」という高浜海水浴場周辺地区の高浜子供育成会や、「学校の歓迎遠足が高浜海水浴場であるので奇麗な砂浜で新入生を出迎えたい」という青潮学園(野母崎町)PTAなど賛同の声が上がった。「地域の方や未来を担う子どもたちに興味を持ってもらい、環境問題について考えてもらいたい」と「長崎シークリーン」という団体を立ち上げイベントを開催することになった。

 出水さんの投稿を目にしてすぐに連絡を取ったという県立長崎東高校教員の樫本秀人さんは、離島への赴任経験があり海のゴミ問題に関心があった。同校では探求学習に注力しており、プラスチックゴミや海洋汚染についての探究活動を行っていた生徒がいたものの、実際にゴミ拾いをした経験がなかった。樫本さんは「環境問題はまず知ることから。知らなければ気が付いたときには加害者になっていることもある。当事者意識を持って対応するためにはこういう機会を大切にして体験することではないか」と生徒らに活動を紹介したという。

 活動に参加したいと手を挙げた堀川咲希子さんと中川亜美さんは「世界中の海がプラスチックゴミから受ける影響は顕著で、誰もが聞いたことがある反面、身近に感じている人が少ない。水産や観光といった海に関わる業種が盛んな長崎でも問題意識が高いとは言えないと感じていた」と話す。「知識としてだけではなく、実際に海や落ちているゴミの現状を目で見て、肌で感じる体験をしてみたい。その中で何か気づきが得られるかもしれない」と清掃活動への参加を決めたと話す。

 「最近ふと子供がゴミ拾いをしているのを見ないな」と感じていたという出水さん「ゴミ拾いを経験すると、普段から落ちているゴミを拾うようになるし、捨てなくなる。子どもたちに関心をもってもらいたいと思った」と笑顔を見せる。

 ゴミ拾い後に東高の生徒による子ども向けのシーグラスアクセサリー制作体験も行う。堀川さんらは「この問題は一人一人の小さな意識の変化で解決に導くことができる。まず、1人でも多くの人に海の問題を知ってもらうために日々活動を続けている。私たちの力は小さなものかもしれないが、次世代に美しい海を残していけるように頑張っていきたい」と意気込む。

 清掃活動は9時25分~11時。現地集合・参加無料。マスクと軍手、飲料水は各自用意し、清掃中はマスク着用となる。問い合わせは長崎シークリーン(TEL 070-6596-4691、出水さん)まで。

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