琴海南部体育館(長崎市琴海村松町)で11月27日、NCC杯第47回長崎県ミニバスケットボール選手権大会の決勝戦が行われ、男子は「相浦男子MBC」、女子は「時津東小学校」が優勝した。
予選を勝ち抜いた男女各32チームが11月19日に長崎県南の4会場で行ったトーナメントで上位8チームを決定。26日に琴海南部体育館で勝ち上がった4チームによる決勝リーグを行い、同日と27日に行われる決勝リーグで順位を決めた。
多くの試合で接戦が繰り広げられた男子の決勝リーグ。決勝戦ではディフェンスから流れをつかんだ相浦男子MBCが西城山小学校男子ミニバスケットボールクラブを46対31で下し優勝を決めた。相浦男子MBCのキャプテンを務める柄本彪凱(ひゅうが)選手は「出場している選手もベンチの選手も『勝ちたい』と思う気持ちが一つになって目標としていた県トップになることができた。監督、保護者、選手が三位一体となってつかんだ勝利」と試合を振り返る。
女子の決勝戦では前半、時津東小学校は長崎市立上長崎小学校の確実なプレーでなかなか流れがつかめなく苦しい展開だった。後半には1桁差が続き、終始我慢を強いられる試合展開だったが、エース岩本結衣那選手を中心に着実なプレーで点を重ね堅守速攻で流れをつかみ優勝に輝いた。半年前に五島からチームに合流した岩本選手は「接戦で焦ったが『絶対全国に行く。自分がチームを引っ張る』という気持ちでプレーした。最高の仲間と、優勝できてうれしかった」と笑顔を見せる。
同大会は来春開催の全国ミニバスケットボール選手権とU12全九州バスケットボール大会の長崎県予選を兼ねる。優勝の2チームが全国大会へとコマを進める。柄本選手は「相浦の持ち味の1対1とディフェンスで泥臭く一戦一戦戦い、リーグ優勝を目指したい」と意気込む。時津東小学校のキャプテン・尾崎心和選手は「みんなの心が一つになったからこそ県大会優勝を実現できた。ディフェンスの強化やシュート率の向上など課題を全国大会に向けて磨いていきたい」と意気込む。
準優勝の「西城山小学校男子ミニバスケットボールクラブ」(男子)と長崎市立上長崎小学校(女子)、3位の「鳴鼓小学校」(男子)と竹松女子ミニバスケットボールクラブ(女子)が九州大会への出場権を手にした。