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長崎・八幡町にフレンチレストラン「リオ」 スペインバルから業態転換

来店を呼びかける坂下店長

来店を呼びかける坂下店長

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 フレンチレストラン「Restaurant Rio(リオ)」(長崎市八幡町、TEL 095-895-8800)が3月1日、オープンした。

橘湾産ヒラメの地場野菜を使った前菜

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 「いけ洲居酒屋 むつ五郎」(八幡町)の姉妹店として、昨年まで手軽にタパスとワインを提供するスペインバル「Muckey's Bar(ムッキーズバー)」として営業していた店の跡を、14席の完全予約制フレンチレストランとしてリニューアル。店内は、明るく開放的な雰囲気のモダンな店構えが特徴。「自然を感じてほしい」と植物もふんだんに取り入れることで「おいしい料理をゆったりと流れる時間の中で、自然体で楽しんでもらえる空間」を目指した。以前スペイン料理の店だったことや目の前を流れる中島川にちなんだ店名はスペイン語で川を意味する「rio」に由来する。

 料理長の岩本健志さんは複数のレストランで料理を学び、2016(平成28)年まで6年ほど隣の麹屋町でフレンチレストラン「Le ciel bleu(ルシェルブルー)」を営んでいた経験を持つ。メニューは12時と12時30分スタートのランチ(3,300円)と18時と19時スタートのディナー(5,500円・7,700円)のコース料理のみとなる。

 季節感や食材にもこだわり、福岡産の鴨肉をはじめ長崎産や九州産を中心に国産素材を極力使った料理を提供。「フランス料理の伝統を尊重しつつ進化を目指す」スタイルで、開店時のコースには長崎名物の豚の角煮を取り入れた「リオ御飯」やフレンチの技法を盛り込んだ「桜餅」をデザートに用意する。コースは食材などに合わせ1~2カ月程度で入れ替えを予定する。

 店長の坂下裕樹さんは「和も取り入れた日本人の舌になじむフレンチの店を目指している。料理に合わせてペアリングしたワインなどとともに落ち着いた空間で料理を五感で楽しんでもらえれば」と話す。「まずは名前を覚えてもらい、親しんでもらえる店にしていきたい」とも。

 営業時間は12時~14時、18時~21時。火曜定休。アレルギーや苦手な食材にも対応する。

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