軍艦島が見渡せる野母崎の海岸線沿いにある地域唯一の洋菓子店「sourire×sourire(スリール・スリール)」(長崎市南越町、TEL 095-893-1950)が3月14日で4周年を迎える。
調理師学校の同級生だった江崎貴之さんと小川兼太さんが開いた同店。海運用コンテナを使って仕上げたオレンジ色が目を引く外観と、船舶用の窓などをあしらい遊び心のあるデザインを施した内装が特徴。
軍艦島や野母崎の海を眺めながらスイーツやコーヒーを楽しめるようイートインスペースも併設。2021年4月には屋上にもイートインスペースを新設し、潮風に当たりながらカフェタイムが楽しめる店として地元の人だけでなく、野母崎を訪れる行楽客にも人気のスポットとなっている。
同店では、和栗の風味を生かしながら白あんを加えてさっぱりと仕上げた「野母んブラン」と、フランス産の栗にダークチョコを合わせた「田ノ子島颪(おろし)」の2種類のモンブランを中心に、洋生菓子や焼き菓子などを販売している。
2021年からは夏季限定で、2種類のクーベルチュールを使った濃厚なチョコレートソースをかけ、「暑い夏でもチョコレートのしっかりとした味わいをさっぱりと楽しめるよう仕上げた」というかき氷も提供。今年は小川さんの知人から送られてきた広島県産レモンの皮をすりおろし、果肉を薄切りにして蜂蜜漬けにして「ふんだんに」使ったレモンケーキも発売。「レモンの香り豊かな、しっとりと爽やか味わい」に仕上げた。
地元で取れる季節の食材を使った菓子にも力を入れる同店。店主の江崎さんは「野母崎の美しい景色と海といったロケーションと同時に、地元の食材などを絡めて魅力を発信しながら地域を盛り上げていければ」と意気込む。
4周年を記念したイベントも企画。11日・12日は特別ケーキセットとマカロンセットを用意するほか、先着で抽選会も行う。13日・14日は全商品を割引価格で販売。営業時間は11時~18時(売り切れ次第終了)。