長崎地方気象台が3月21日、ソメイヨシノの開花を発表した。
桜の開花宣言は各地の気象台が行う季節観測の一つ。全国に58カ所の観測地点があり、長崎では気象台のある南山手町で観測する。標準木のソメイヨシノが5、6輪咲くと桜の「開花」を発表している。
長崎の平年の開花日は3月23日で、平年よりも2日早く、昨年より1日早い開花宣言となった。
JR西浦上駅そばを流れる岩屋川沿いにある桜並木の中には花がいくつか見られるものの、ほとんどがまだつぼみの状態。一方、市立滑石小学校(長崎市滑石2)南側の崖の上にある桜の木は満開間近で、早くも薄紅色の花が咲き誇るなど、開花宣言を待たず一足先に開花した桜も各所で見られる。
桜は例年、開花宣言から1週間から10日ほどで満開を迎えることから、多くの花見スポットが今週末から来週にかけて見頃を迎えそうだ。