卓球台を備えたバー「BUTTERFLY JOE(バタフライジョー)」(長崎市万屋町)が3月10日、オープンした。
店主の内田小太郎さんは長崎市出身。父親が自営業で幼い頃から商売する姿を見てきたことから、いつか自分の店を持つこと考えてきたという。市内の商業施設にあるアパレルブランドで10年ほど勤務した後、カラオケバー「黄昏ノBLUES(たそがれのブルース)」(浜町)を2018(平成30)年にオープンした。
長崎では夜の街で楽しめる選択肢が少ないと感じていた内田さん。人口流出が続く地元・長崎で遊びの選択肢を増やすことで「若い人が遊んだり、一緒に楽しめる仲間とつながったりする場を作りたい」と考えていたという。卓球台を備えるバーは、数は多くないものの大都市に必ずあるが、長崎では聞いたことがなかったことから、構想していた店に近い業態の全国のバーを自ら巡ったという。
店内は、かつてカフェやバーとして営業していた空間を生かしながら、ゆっくりと酒を楽しめるスペースを用意。奥に卓球やダーツで遊べる空間を設け、それぞれの楽しみ方ができるようにした。「カラオケやダーツ、ビリヤードに次ぐ遊びのカテゴリーとして卓球を楽しんでもらえる店づくりを意識した」と話す内田さん。カードゲームやテレビゲームなども用意する。
料金はチャージ500円。単品のドリンクメニューのほか、飲み放題(男性=1,500円、女性=1,000円)も用意。最大40人までの貸し切りにも対応する。営業時間は20時~翌3時。月曜定休。