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史跡・出島で「オラニエフェスティバル」 シーボルト来日200周年企画も

来場を呼びかける出島の侍(案内人)

来場を呼びかける出島の侍(案内人)

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 国指定史跡「出島和蘭商館跡」(長崎市出島町)で4月29日・30日、「オラニエフェスティバル2023」が開催される。

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 「オラニエ」とはオランダ語でオレンジ色のことで、オランダの王家がオラニエ=ナッサウ家であることから同国のナショナルカラーとなっている。4月27日はオランダ国王の誕生日であることから、オランダと深い関わりのあった出島から国王の誕生日を祝おうと、毎年4月に開催している。

 29日14時から、同フェス初となる活水中学校・高校(宝栄町)吹奏楽部によるマーチングパレードを行う。両日10時~17時には園内の芝生広場で、出島やオランダにちなんだ店が軒を連ねるマルシェを開催。今年はシーボルト来日200周年に当たることから、「シーボルトがいた出島」をテーマにスペシャルガイドツアーを企画する。

 30日には木製の丸いこま30個を競技台の上で滑らせて、1~4点のいずれかの穴に入れて得点を競うオランダの伝統的な遊び「シューレン」の大会も開催。優勝者には「GOTO TSUBAKI HOTEL」(五島市)の宿泊券をはじめ賞品も用意。エントリーはホームページで、23日まで受け付ける。

 出島の発掘調査で出土した磁器からかけらから発想を得た絵画展も行う。描いたのは独学で独自の写実スタイルを確立したオランダ・ハーグ出身アーティストのデボラ・マックスさん。デボラさんはこれまで35の博物館での絵画展をはじめ、多くの絵画展を開催。2019年にゴーダ博物館で開催された展示会でパブリック・チョイス賞を受けるなど世界的に活躍している。オープニングイベントとして両日11時から、アーティスト・トークも行う。絵画展は8月31日まで。

 江戸時代の絵師でシーボルトの日本滞在中にその画才を見いだされ、お抱え絵師として活躍した川原慶賀の唯一現存するびょうぶ「長崎湾の出島の風景」の複製も2日間限定で初公開する。びょうぶはオランダの民家で見つかり、現在ライデン国立民族学博物館に展示されているびょうぶの複製。川原慶賀は「カメラを持たない写真家」と評され、日本の動植物細密写生画の先駆者ともいわれている。びょうぶは当時の長崎の風景が克明に描かれている。

 出島運営管理事務所の山口江梨さんは「今年はシーボルトにスポットを当てた企画や、これまでコロナ禍でできなかったようなイベントなども企画しているので、ぜひ出島に足を運んでもらえれば」と呼びかける。

 開催時間は8時~21時。参加無料だが、入場料(大人=520円、高校生=200円、小・中学生=100円)が必要。

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