週替わりの相がけカレーと手作りタコスを提供するカフェ「and MOON(アンド・ムーン)」(長崎市江戸町)が5月11日、オープンした。
週替わりの相がけカレー(ジンジャーポークカレーとひよこ豆入りベジタブルカレー)
店主の堀美里さんは奈良県出身。夫の転勤がきっかけで5年ほど前に来崎。もともと飲食経験があったことから3年ほど前、飲食店を間借りする形でカレーとチーズケーキを売りにイベント出店をスタート。口コミやSNSで話題となり人気を集めていた。
「長崎に来てから応援してもらうことが多く、人の温かみに何度も救われた」と話す堀さん。地元・奈良に戻ることも考えたが、気づくといつも店に多くの人に来てもらえるようになっていたことから、縁のある長崎に店を構えたいと出店を決めた。
カウンター8席、テーブル2席の店内は、もともと洋食店として使われていた趣ある雰囲気を生かしながら壁や天井をピンクに塗り、温かみのある照明を設置するなど夫婦や仲間と2カ月ほどかけて手作りで仕上げた。店名はこれまで夜にイベント出店することが多く、「一日の終わりに店で話をして家に帰ってゆっくり眠ってほしい」「月のように夜に寄り添える存在になりたい」という思いから決めた。
看板メニューのカレープレート(1,250円)はワンプレートでスパイシーな中辛とマイルドな2種類のカレーを楽しめる相がけスタイル。メニューは週替わりで、素材に応じてスパイスを調合。肉や海の幸を使ったものと野菜のカレーを組み合わせる。「(個人的に)辛いカレーが苦手なので辛くてもピリ辛程度にしている」という。このほか、手作りのタコス(1枚440円)やタコライス(1,050円)なども用意。デザートには焼きプリン(450円)やほうじ茶レアチーズケーキ(380円)などをそろえる。自家製のレモネードサワーなどアルコールメニューも並ぶ。
「いずれは夜営業もスタートさせたい」と話す堀さん。「席数が少ないのでお昼時は予約がお勧め。ティータイムまで開けているので気軽に訪れてもらえれば」と来店を呼びかける。
営業時間は11時30分~15時。月曜・火曜・水曜店定休。