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長崎・松山町に茶専門店「九州茶々」 お茶で九州の魅力伝えたい

福岡産の抹茶を使った「抹茶ラテ」

福岡産の抹茶を使った「抹茶ラテ」

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 九州産の茶にこだわるテイクアウトカフェ併設の専門店「九州茶々」(長崎市松山町)が5月28日、オープンした。

店内の様子

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 「好きだった茶に携わる仕事がしたい」と昨年、「つつましく、豊かな、お茶のある生活」をコンセプトに立ち上げた同社。地元・九州産の茶にこだわったブランドとして商品開発などを進めていた。

 温暖な気候が茶の栽培に適しており、国内生産量の約半数を占めている九州。日本の茶の歴史は鎌倉時代に栄西禅師が宋から長崎の平戸に茶の種をもたらしたのが始まりとされており、江戸初期に隠元禅師が釜炒り茶の製法を伝えたことから製茶技術が九州で大きく発展したと言われている。

 店内には九州の中でも茶の産地として有名な福岡や佐賀、長崎、熊本、鹿児島などの缶入り茶葉や袋入り茶葉ともに、手軽に楽しんでもらえるようティーバッグタイプも用意。ギフト向けの贈答用パッケージから手土産に最適なテイスティングセットまで幅広くそろえる。このほか、長崎県対馬名産の和紅茶や洗練された雰囲気の茶道具も並ぶ。同ブランドの商品は福岡空港などでも販売。長崎県内の土産店でも順次販売先を増やしていく予定という。

 テイクアウトで楽しめるドリンクも用意。長崎緑茶(300円)など4種類の温かいお茶や1杯立ての抹茶とミルクをあわせた3種類の抹茶ラテ(各500円)、本日のお茶(冷茶・300円)を用意する。

 「全国お茶品評会で5年連続日本一に輝いた地元の『そのぎ茶』など九州各県のお茶の魅力を発信していきたい」と意気込む。現在は甘みやうまみが強いお茶を中心にラインアップしていることから「今後はまだ販売できていない宮崎県産などの商品を拡充するとともに、好みにあった茶を提供できるよう味のバリエーションも増やしていきたい」とも。

 営業時間は11時~16時。営業日は水・土・日曜日。第2・第4火・土曜の13時~15時30分は予約制で貸し切りの茶寮営業を行う。

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