移動販売のどら焼き専門店「Ririkana sweets(リリカナスイーツ)」がオープンして、6月12日で2カ月を迎える。
店主の山口純一郎さんはもともとカステラなどを製造する工場で和菓子職人として勤務。1年ほど前からオーガニック素材にこだわったキャンドルアーティストとして、妻・由佳さんと「3G candle」としてマルシェなどに出品していた。菓子職人として独立を見据えていた純一郎さん。退職を機に同店立ち上げを決めた。店名の「リリカナ」は2人の子どもの頭文字から取った。
「笑顔になれる焼きたてお菓子」がコンセプトの同店。提供するどら焼きは一つ一つ店頭で焼き上げるスタイルで、トレードマークのかわいいロゴが入る。米粉をブレンドし、しっとりとした「ふわもち食感」の生地に甘さ控えめのあんを挟み「何個でも食べたくなる」ようなさっぱりと味わいに仕上げた。スタンダードなあんこ入りの「りりかなどら焼き」(180円)やあんホイップどら焼き(210円)のほか、小さい子どもにも食べてもらえるよう「皮のみ」(120円)も用意。5月26日には、白あんに緑茶を練り込んだ「お茶あん」(180円)も追加した。
5月5日に「長崎海鮮SARUUUKEY(サルーキー)」(長崎市京泊町)で開催された「ふれまるマルシェ」で初出店し、月3回ほど各所のイベントに出店してきた同店。山口さんはこれまで工場で製菓を担当していたことから「マルシェで販売するようになって、その場でできたてのどら焼きを食べてもらうだけでなく、客とコミュニケーションを取れるようになった。目の前で食べる姿や『おいしかった』と声をかけてもらえるのがとてもうれしい」と笑顔を見せ、「将来は店を構えるのが目標。笑顔になってもらえるようなお菓子づくりを目指していきたい」と意気込む。
今月12日に「ゆりの温泉」(長与町高田郷)、17日に「ダンクユー」(滑石5)、25日に長崎海鮮SARUUUKEYで行われるイベントに、それぞれ出店を予定。出店情報は店のインスタグラムで確認できる。