「SDGs未来キャンプin長崎」が7月15日・16日、長崎県庁と野々串港(長崎市高浜町)で行われる。
長崎市野母崎で海岸清掃活動を行う長崎の市民団体「team長崎シー・クリーン」と熊本県八代市を中心に球磨川や八代海の環境活動を行う「エコユースやつしろ」が行う同イベント。両団体が同様の活動を行っていることがきっかけで合同開催が決まった。
世界的な課題となっているSDGsの中でも気候変動や環境問題に焦点を当て、青少年に重要性や取り組み方を伝えることを目的とした同イベント。実際に環境活動を行うためのヒントやきっかけづくりや活動事例を紹介することで自分たちができることを考え、地域や社会に貢献する一歩を踏み出すきっかけとなる場を目指す。
15日は長崎県庁で「SDGs未来会議」を開催。第1部ではteam長崎シー・クリーンの出水琉さん、エコ・ユースやつしろの上村蒼月さんと下松谷陸さんらが取り組んでいる活動について紹介。第2部では「問題」「アクション」「きっかけ」をテーマに環境省九州地方環境事務所の大嶋恭子さん、長崎県県民生活環境部の松尾剛さん、長崎市環境部の松山寿雄さん、コカ・コーラ ボトラーズジャパンの藤久保敦士さんの4人が発表を行う。第3部では長崎東高校教諭でteam長崎シー・クリーンメンバーの樫本英人さんがコーディネーターとなり、環境ワークショップを行う。宿泊希望者は日吉自然の家(飯香浦町)で夕食後に環境ワークショップも予定。
16日は「SDGsフィールドワーク」として野々串港周辺で活動を行う。グループごとに海岸清掃を通した環境教育や磯の生き物ウオッチングのほか、長崎恐竜博物館・軍艦島資料館などを予定。地元漁師から新鮮な魚の振る舞いやバーベキューなども行う。
このほか、イベントでは野母崎の中学3年生の女の子のイラストを漫画家の信吉さんがアレンジしたオリジナルデザインのTシャツも披露。信吉さんも東京から参加を予定する。
SDGs未来会議で発表を行う出水さんは「気候変動や環境問題に関心があってもどうしていいか分からない人も多いのでは。イベントで話しを聞いたりすることで活動への一歩を踏み出すきっかけにしてもらえれば」と意気込む。
参加費は15日のみ無料、16日のみ3,000円、両日参加は5,000円。定員20人。申込みはteam長崎シークリーン(TEL 070-6596-4691)まで。7月7日締め切り。