長崎の「社が丘(やしろがおか)花園」(長崎市琴海戸根町)の彼岸花が現在、見頃を迎えている。
戸根桜組が管理する同園はもともと秋口に彼岸花が群生していたものの竹やぶで荒れ、手つかずになっていた場所。近隣を流れる利根川に桜を植樹し管理していた同団体が20年ほど前に周辺のミカン畑だった場所も併せて整備し、毎年9月中旬~下旬にかけて斜面地に約20万本の彼岸花が咲き誇る花園として開放。花の密集度が高く、天気の良い日には一面に咲いた花の赤と青空のコントラストが楽しめるスポットとして人気となっていた。
現在、七分咲き程度で見頃となっている彼岸花。同団体会長の里秀美さんは「今年は猛暑のせいか、例年と比べると10日ほど開花が遅れている。秋分の日あたりが見頃になるのでは」と話す。
今年は9月20日から、道向かいの長崎西部青果横と500メートルほど離れた琴海戸根郷公民館前に臨時駐車場を開放している。
長崎北総合事務所によると「地元有志で維持管理されている花園。マナーを守って楽しんでほしい」と呼びかける。
臨時駐車場の開放は10月1日まで。