「第27回三重地区みなと祭り」が10月21日、長崎漁港がんばランド(長崎市京泊3)横の港湾広場で開催された。
同イベントはこれまで地域の夏祭りとして開催され、2019年を最後に途絶えていた。長崎市北部地区商工会青年部の有志らが中心となり、コロナ禍で行動を制約されてきた子どもたちの活躍の場として昨年、復活させた。
今年は、実行委員会のメンバーでアパレルショップ「LUNASTELLA(ルナステラ)」(長浦町)店主、廃プラスチックを使ったアップサイクルアクセサリーを手がける里見はるかさんが中心となって海洋プラスチックで看板を作るワークショップを開くなど、子どもたちも協力して準備を進めてきた。
当日は12時からオープニングセレモニーを行った後、歌やダンスを披露する「子どもステージ」を展開。吹奏楽やダンス、新体操など11組が出演して会場を盛り上げ、多くの観客がステージや出店を楽しんだ。子どもたちの屋台体験や司会進行を手伝う「子どもアナウンサー」も行い、子どもたちも運営に参加する取り組みもあった。15時30分から行われたビンゴ大会では景品を用意し、盛り上がりを見せた。
19時20分からはライブを開催。ゲストに迎えた高島を拠点に活動する「RAINBOW MUSIC」が会場を盛り上げた。20時に会場の全員で行ったカウントダウンに合わせて打ち上げられた1000発の花火が夜空を彩り、フィナーレを迎えた。同実行委員会によると、今年は昨年を5000人上回る約2万人の来場があった。
花火を楽しもうと会場の周辺でも多くの観客が集まり、花火が打ち上がると大きな歓声が上がった。