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長崎・三重地区で子どもが主役の「みなと祭り」 海ごみ問題考える看板制作も

来場を呼びかける実行委員長の川添さん(左)と里見さん

来場を呼びかける実行委員長の川添さん(左)と里見さん

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 「第27回三重地区みなと祭り」が10月21日、長崎漁港がんばランド(長崎市京泊3)横の港湾広場で開催される。

ワークショップの様子

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 長崎市北部地区商工会青年部の有志らが中心となって開催するイベントは地域の夏祭りとして行われてきたもの。三重商工会が中心となって開催していたが、2018(平成30)年12月に琴海商工会と合併し長崎市北部地区商工会として発足した。2019年を最後にコロナ禍で開催できなくなっていた同イベントを「コロナ禍で行動を制約されてきた子どもたちが活躍できる場にしたい」と、青年部有志らが企画して昨年、「三重地区秋祭り」として復活。イベントで使う手形の看板や竹明かり作りのワークショップを祭りの前に開き、子どもたちを巻き込んで盛り上げてきた。

 当日は、子どもたちの屋台体験や司会進行を手伝う「子どもアナウンサー」、歌やダンスを披露する「子どもステージ」などを予定。高島を拠点に活動する「RAINBOW MUSIC」をゲストに迎え、ライブを行う。ビンゴゲームや花火も予定する。

 「イベント作りにも子どもたちに参加してほしい」と、実行委員会のメンバーでアパレルショップ「LUNASTELLA(ルナステラ)」(長浦町)店主、廃プラスチックを使ったアップサイクルアクセサリーを手がける里見はるかさんが中心となって海洋プラスチックで看板を作るワークショップを開いている。9月16日に畦町の海岸で子どもたちと清掃活動を行い、カラフルプラスチックごみを収集。24日に長崎漁港がんばランド、29日にむつみ学童(三重町)でカラフルプラスチックごみを使って看板を作るワークショップも開いた。

 ワークショップでは里見さんが作り方を説明しながら、子どもたちが思い思いに看板にプラスチックを貼り付けていった。参加した子どもたちはボンドを手に友達同士で笑顔を見せながら看板をカラフルに仕上げていった。「看板作りに参加して祭りを盛り上げてもらうのと同時に子どもたちに海岸清掃にも参加してもらうことで海洋ごみ問題のことを知ってほしい」と里見さん。ワークショップは長崎漁港がんばランドで10月9日9時~12時にも開催し、看板を仕上げる。看板は祭りの最初に披露する。

 実行委員長の川添達朗さんは「『子どもたちが主役』をテーマに子どもたちや家族が楽しめるイベントにしたい。ぜひ、会場に足を運んでもらえれば」と来場を呼びかける。

 開催時間は12時~20時30分。

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